手回しオルガンをご存じでしょうか。
最近は、イベントなど特別なときにしか見かけない手回しオルガン。
オルガンらしい柔らかな音色が持ち味です。
手回しオルガンは、回すだけでだれでもオルガンの音が出せ、いろいろな曲を楽しめます。
自宅でも気軽に生演奏気分を味わいたいときには、練習いらずで完璧な演奏を楽しめる優れもの。
しかし、手回しオルガンを普通の楽器店で見かけたことはないですよね。
個人には一見縁がなさそうな手回しオルガンですが、手作りできます。
今回は、手回しオルガンを手作りするキットや、本体購入について調査しました。
手回しオルガン手作りできるキットは?
手回しオルガンでいちばん気になるのが、中の構造ですよね。
一体どうやったら、あのような音が出るのでしょうか。
構造がよく分かるのは、手作りキット。
手回しオルガンの手作りキットがありました。
2008年大人の科学手回し鳥オルガン
2008年に学研から発売された、大人の科学の付録です。
付録といっても学研らしく、付録で自作曲が作れます。
しかもパンチカード付き。
子供の頃、学研科学の付録で遊んだ方も多いのではないでしょうか。
「海」を演奏しているのですが、海の曲が聞こえますね。
付録なので音のクオリティはあれですが、手回しオルガンの音を自作できる楽しみは十分に味わえます。
2008年の発行なので、さすがに今は在庫はないようです。学研ホームページ⇒大人の科学
手回しオルガン構造
手回しオルガンは、圧縮された空気を押し出して音を出すという構造になっています。
空気の入る「ふいご」を2つ用意します。
それに、交互に空気を入れながら音を出す仕組みです。
ハンドルは、空気をオルガンの中に入れる役目を持っています。
手回しオルガンを販売をしているところ
ここからは、手回しオルガンを販売をしている工房などをご紹介します。
手回しオルガン制作工房
手回しオルガンは、オルガン制作工房でひとつひとつオーダーメイドでつくられていたり、演奏家さんが自作をしたりしています。
多音他工房
多音他工房(くねたこうぼう)さんは、すべてオーダーメイドで手回しオルガンを作成しています。
萌木の村
萌木の村さんは、手回しオルガンの制作と修復などを行っています。
KojiKojiMoheji
KojiKojiMohejiさんは、くるくる楽器.comでオルガニートを販売しています。
Draaiorgel Bouw
Draaiorgel Bouwさんは、手回しオルガンの修理・製作をしています。
Handwerkハンドベルク
Handwerkは、ドイツオルガンの町ヴァルトキルヒで、J&Bオルガン工房が製作している手回しストリートオルガンを、受注生産しています。
手回しオルガン値段は?
手回しオルガンの値段はどれくらいなのでしょうか。
手回しオルガンが、基本オーダーメイドで製作日数も必要なので、値段にも幅がありそうです。
今のところ、はっきりとした価格帯は分かりません。
手回しオルガン手作りできる?販売場所や値段まとめ
今回は手回しオルガンは手作りできるのか、販売場所や値段について調べてみました。
手作りキットは、2008年学研「大人の科学」からすでに発売済みでした。
しかし、現在は学研にも在庫はありません。
手回しオルガンは、工房でオーダーメイドで製作されているのがほとんどです。
そのため、製作日数や値段にもかなり幅があると思われます。
そして、値段は、分かりません。
しかし、手回しオルガンを製作している工房が思っていたより多くあったのにもびっくりしました。
直接、手回しオルガンの音を聞く機会も増えそうです。