馬頭観音とはどんな仏様かご存知でしょうか。
名前は聞くけれど、いったいどのようは仏様か知らない方もいるかもしれません。
馬頭観音は、馬の頭をもつ仏様で寺院にまつられています。
また、馬はその昔は暮らしに欠かせない動物だったので民間信仰でも欠かせない存在です。
今回は、馬頭観音はどんな仏様なのか、御利益やお参りの仕方、お供物についてご紹介します。
馬頭観音とは?どんな仏様?
ここからは、馬頭観音はどんな仏様なのかご紹介します。
馬頭観音は仏の頭の上に馬の頭があるお姿をしている
馬頭観音はその名のとおり、馬の頭が仏様の頭の上にあります。
そして、馬頭観音は菩薩ですが、かなり怒った表情をしています。
この怒った表情の理由は、その怒りを利用し人間の無知や煩悩を排除するためなのです。
世の中にある、あらゆる悪を滅するためには怖さが必要なのですね。
馬の顔があるのは、馬が草を食べるように苦難や災難を寄せ付けないようにしてくれる仏様です。
また、昔の暮らしには馬がかかせなかったことから、馬の守り神としても民間信仰に根付いています。
お寺では、秘仏の場合もありご開帳の時期がこないと直接お参りできない馬頭観音も多くあります。
馬頭観音ご利益やお参りの仕方は?
ここからは馬頭観音のご利益やお参りの仕方をご紹介します。
馬頭観音のご利益
- 悪いものが近寄ってこない
- 大願成就
- 必勝祈願
- 合格祈願
馬頭観音お参りの作法
お参りのお作法の一例をご紹介します。
- 観音さまに一礼する
- 周辺を清める
- 水や菓子、お賽銭などをお供えする
- お線香を立てる(火には十分注意してください)
- 合掌し祈る
- お祈りが済んだら、お供えした菓子などは持ち帰る
- 一礼する
このような感じで参拝すると大丈夫です。
お供えは、カラスなどの動物のエサになり周囲にも迷惑をかける可能性があります。
できるだけ、持ち帰るようにしましょう。
馬頭観音のお供え物何を供えればいい?
馬頭観音のお供物は、一般的な仏様へのお供物と同じです。
- お香(線香)
- お花
- お灯明(ロウソク)
- お仏飯
- 水
お酒、お菓子、果物を一緒にお供えしても大丈夫です。
馬頭観音とは?ご利益やお参りの仕方お供え物は?まとめ
今回は、馬頭観音とはどんな仏様なのか、ご利益やお参り、お供え物などをご紹介しました。
仏様の頭に馬の頭があり、憤怒の表情で無知や煩悩を排除するありがたい仏様でした。
お参りの仕方やお供物は、ほかの仏様とほとんど変わりません。
何か困ったときや叶えたい願いがあるときは、馬頭観音にお参りするのもいいかもしれません。