ペルーのウアリャイという場所で、標高約4500メートルの洞窟からミイラは2ヶ月間ペルー政府からお蔵入りにされてきました。
このミイラは、インカ時代のものですが、国宝級かもとされています。
ペルー政府から2ヶ月も公開延期を依頼されたミイラが気になります。
- ペルーのウアリャイの場所
- ペルーの他のミイラが発掘された場所
- ペルーにミイラがある理由
ペルー国宝級のミイラとは?
ここからは、発見されたミイラについてご紹介します。
ペルーのウアリイはどんな場所?
インカ時代のミイラが見つかったペルーのウアリャリについて調べてみました。
富士山より高い場所です!
発見場所は、近づいてはいけないといわれている場所でした。
ペルーの首都リマから車で片道10時間
標高4,500メートル、車で片道10時間の山岳地帯に発見された場所で眠っています。
ウアリャイは「ウアリャリョ」と地図では出てきました。
首都リマの近辺なので、この場所で間違いないと思われます。
リマ市街は、標高ゼロから1550メートルと高さに幅を持ちます。
ウアリャリは、山と山の間のすきまに町があります。
岩穴の中に眠るミイラは、顔の骨格や歯、皮膚が残っています。
1,400年前の、インカ帝国の時代と思われています。
保存状態が良いことから、様々な情報を持っているでしょう。
きれいに残っている理由
- 標高4,500メートルであること
- 乾燥した場所であること
ミイラはもう一体あり、男女がミイラになり同じ場所に埋葬されるのはまれなことです。
埋葬地ではなく岩場から見つかったのは、争いを鎮めるためミイラになった可能性があります。
ミイラを調査することで、当時の暮らしぶりも分かります。
だから、国宝級で大発見なんですね。
ペルーでウアリイイ以外で発掘された場所は?
現在までに発見された、ペルーウアリイイ以外でミイラが発掘された場所をご紹介します。
アンデス山脈ルライラコ山(1999年)
ルライラコ山で「インディオの石壁」といわれている囲いの中で、500年以上前のインカ帝国時代のミイラが発見されました。
アンデス山脈は標高6730メートルある高地です。
ここまで標高の高い山から見つかるとは驚きです。
ペルーの首都リマ近郊宗教的建造物ワカ・プクヤーナ遺跡(2013年)
古代ワリ文明の宗教的建造物から見つかりました。
インカ帝国以前の文明になります。
周囲はリマの高層ビル群が取り囲んでいます。
カハマルキリャの遺跡群(2021年11月)
インカ帝国より前の時代の、800年から1200年前と推測されるミイラが発掘されました。
ミイラは男性で、死亡時は18~22歳だったようです。
ウアリャリと同じような山岳地帯のすきまにある場所です。
山と山の間に古代遺跡があるのは、敵から町を隠すためかもしれませんね。
インカ帝国にミイラがある理由
ミイラがあるのは、ぺルーでは亡くなった人と共に暮らしている地域もあることから共存しているという感覚なのかもしれません。
アンデス山脈は乾燥した地域なので、自然とミイラになります。
そして、そのまま家で一緒に暮らしている場所もあるのです。
これは、インカ文明以前から同じように発掘されているので、アンデスという地域の気候が大きく関係しているのかもしれません。
ペルー国宝級ミイラがミイラになった理由や大発見なのはなぜ?まとめ
今回は、ペルーのウアリャイで発見されたミイラが2ヶ月間ペルー政府からお蔵入りにされ、ようやく公開になりました。
ミイラが大発見と言われる理由は、骨以外に歯などがきれいに残っているかあらです。
このミイラの調査をすることで、今までにない発見ができると期待されています。
このウアリャイ以外で発見されたミイラや、なぜミイラがたくさん発見されるのか調べてみました。
インカ文明以前の文明からもミイラが発見されるのは、アンデスの気候がミイラを自然に作り、暮らしに溶け込んでる地域があることが関係しているのではないかと思います。
これからまた、新しい発見があるかもしれません。